マイホームへのこだわりが生んだ、構想・施工・アレンジ、トータルな住空間づくり。

  ニッコーの遺伝子 > #1 「マイホームへのこだわりが生んだ、構想・施工・アレンジ、トータルな住空間づくり。」構 想
 

構 想

 

弊社の製品を使用し、住まいのエクステリアをデザインされたK氏。住宅街にあって異彩を放つわけでもなく、隣接する住宅と心地よい距離感を保ちながら敷地空間と建物がバランス良く馴染んでいる。

しかし、この住まいをじっくり観ていると、住宅街でエクステリアが果たすべき役割がすこしずつ伝わってくるように感じる。そして、エクステリアにアクセントを与える38種類にも及ぶ植裁は、住まいに対する施主のおもいを表しているのかも知れない。

■ 構想

数年後に子供の大学受験を控えて、マイホーム建設へ動き始めたK氏。納得のいく住宅用地に巡り会えるまでに2年。用地取得から建物が竣工するまで約1年半。じっくりと時間をかけ、細部に至るまでこだわりを持って建てられた住まいだ。

住まいを構成する2つのデザイン要素。

 
グリッドデザインを最も端的に表した玄関前のスクリーンブロック。カタチだけでなく目地の向きや深さなども計算し、陽光の作る影をうまく活かしている。

K氏がこの住まいに決めた大きな要因は、隣地に建てられていたモデルハウスにある。それは、細長い敷地に建つ3階建てでも、耐震強度3の構造性能を持つことと、四角の象徴的なファサードデザインを気に入ったことだ。特に「四角」は、エクステリアと建物を一体化させるためのデザインコードとなるグリッドデザインのための重要な要素となった。

また、外壁の塗装色もモデルハウスが白系を使用していたのに対し、「霞」というグレーを基調にしたカラーを選択。モデルハウスの外壁と一見同色に見えるカラーだが、この「霞」を選択したところにもK氏のこだわりがうかがえる。

手前建物がモデルハウス。奥がK邸。「四角」を基本としたファサードデザインの両住宅は、一見して同様な印象を与えるが、「霞」を選択したK邸の外壁のカラーがややくすんでいるように見える。この違いが外観の落ち着き度合いを左右する。

カラー選択については、スウェーデンなど北欧の国では、街中に赤や青の目立つ色相(色み)が使用されているが、必ずグレーを配色しているため、街全体は自然に落ち着いてみえる。北欧などの日照時間の短い場所では、無彩色(グレー)を加えることが、全体のバランスをとり空間を落ち着かせる、というK氏。また、逆にイタリアなど日光がサンサンと注ぐ国では、ビビッドな原色を使用しても風土色が明るいためバランスがとれる。日照時間などにより、国それぞれのナショナルカラーがあるのだそうだ。無彩色(グレー)と陽光の関係が、もうひとつの要素となる。

このグリッドデザインとグレーのカラーが、エクステリアデザインのコンセプトへとつながっている。